令和2(2020)年度

令和2年度
学会賞

米田 稔 氏(京都大学大学院)

米田氏は、環境放射能の権威であるが、当学会発足当初より理事として学会運営に携わっていただき、また、第2代学会長に就任していただいた。第8回環境放射能除染研究発表会では実行委員長として開催を主導された。更には、学会誌の発行にあたって編集員として学術誌の質の向上に貢献するなど多大の貢献をされた。

 

学術賞

山田 一夫 氏(国立研究開発法人国立環境研究所)

山田氏は放射性セシウムで汚染された土壌の除染や保管に関連して、高性能のセシウム保持体の開発、遮断型最終処分場のコンクリートのひび割れリスクの回避や減容化技術の評価などで、幅広い分野にわたっての除染や貯蔵・再利用に向けて技術開発を先導してきている。

 

技術賞

三浦 一彦 氏(鹿島建設株式会社)・河野 麻衣子 氏(鹿島建設株式会社)・日下 英史 氏(京都大学大学院)

福島第一原発の事故により発生した汚染土壌は1300万㎥といわれており、その減容と再生化は不可欠である。細緻な分級処理が行われているが、濃縮脱水が重要であり、三浦氏らは本研究でそのための実用性のある手法を提案しており、その成果を本学会に発表いただいている。

 

技術賞

大林組&ミリオンテクノロジーズ・キャンベラチーム

複数個の大型土のう袋のそれぞれの放射能濃度を積載したままの状態で、同時に精度良く測定できる技術を実用化した。本技術は除去土壌の他にも、可燃物やコンクリート等の様々な内容物の放射能濃度測定が可能であり、将来発生するであろう放射性廃棄物の処理処分においても、広く活用展開が見込まれる。

 

技術賞

本間 健一 氏(太平洋セメント株式会社)

本間氏は乾式熱処理のプロセスで、放射性セシウムを除去する技術の開発に注力してこられた。添加剤を用いることにより、数万Bq/kgの放射性セシウム汚染土をクレアランスレベルである100Bq/kg以下に低下させる技術の開発に成功した。

 

奨励賞

奥村 大河 氏(東京大学)

奥村氏は福島原発事故により環境中に放出した放射性微粒子の構造とその諸特性の解明に尽力された。特にセシウムボールについて電子顕微鏡を用いた形態解明と組成分析についても優秀な成果をあげている。

 

功労賞

島崎 由美 氏(いであ株式会社)

島崎氏は、本学会設立当初から学会運営、経理関係での指導と実務に労を惜しむことなく支援をしていただいた。研究発表会開催においては、研究発表募集と採否による質の維持、さらにはプログラム・要旨集の編集、事務局の事務支援、発表会や表彰式の運営や司会など、多くのご支援をいただいた。その御苦労に感謝して功労賞を賞するものである。

 

一般社団法人環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会

表彰委員会