令和4年度学会表彰の報告

2022/11/11

令和4年度学会表彰の報告

2022年8月24日(水)第11回研究発表会の記念式典の中で令和4年度学会表彰の表彰式を行いました。以下に今回の受賞者と受賞理由を掲載いたします。表彰式の様子は学会誌2022年9月号(第10巻3号)139ページに掲載しました。

 

学会賞

森田 昌敏 氏(環境放射能除染学会 前理事長)

森田氏は学会の設立時から理事長として学会運営をけん引し、当学会の発展に尽力するとともに、環境放射能問題の解決に大きく貢献した。理事長を退き、名誉会長に就任したことを機に、これまでの顕著な功績に対して学会賞を授与するものである。

 

学術賞

日下 英史 氏(京都大学)

日下氏は粘性土を含む汚染土の湿式分級処理技術の高度化に関する研究において、メカニズムの解明に基づく精緻な検討のもとに、有用な技術の研究開発成果を創出した。今後の除去土壌の減容化技術への応用展開が期待される。これらの成果は、学会誌や研究発表会にて多数発信されている。なお、研究発表会で座長を務めるなど、学会活動にも貢献している。

 

技術賞

有馬 謙一 氏(国立環境研究所)

有馬氏は対策地域内廃棄物の減容化を目的とした熱処理技術や飛灰洗浄を含めた高度超減容化技術に対する性能を数式化し、マスバランスモデルをもとにした評価技術をツールとして開発した。これにより、多様なシナリオで、熱的減容化処理から最終処分までの放射性Csのフローや濃度、さらには処分量を試算でき、県外最終処分に向けて技術的かつ政策的に大変有用な技術を提供した。

 

技術賞

日立造船株式会社(代表 市川 誠吾 氏)

日立造船株式会社殿は除去土壌等の減容化に伴って生じるばいじん等のさらなる減容化や最終処分のための安定化について研究を行い、ばいじんから放射性Csを回収分離して最終処分を容易なものとする安定化技術を開発するなど、除染技術の進展に顕著な貢献があった。

 

奨励賞

高田 モモ 氏(産業技術総合研究所)

高田氏は一連の論文から長期にわたる地道な調査により森林における放射性セシウムの挙動を明らかにし、また、原子力発電所事故による避難指示が解除された地域における生活再建を含め広い視野で研究に取り組んできたことから、今後、本分野において、学際的な研究をリードすることが期待できる。

 

奨励賞

日下部 一晃 氏(福島県環境創造センター)

日下部氏は福島における仮置場跡地の線量評価や除染効果等に関する研究を精力的に進め、環境再生事業の推進に貢献した。また、研究発表会実行委員会委員として、献身的に貢献した。

 

功労賞

山下 巧 氏(三友プラントサービス株式会社)

山下氏は実行委員としてプログラム編集、要旨集作成など大変な作業を一手に対応いただいた。研究発表会開催期間中についても受付作業の軸となり積極的応援をいただいた。実行委員ではあるが、山下氏の頑張りがあったため安心して研究発表会が開催できた。

 

功労賞

髙橋 勇介 氏(国立環境研究所)

髙橋氏は第9回、第10回の研究発表会において、新型コロナウイルス拡大に伴う現地開催からオンライン開催への急な変更に対応するため、オンライン研究発表会システムの構築に尽力し、研究発表会の無事開催に大きく貢献した。また、常日頃より学会の公式ホームページの維持更新に貢献している。(髙橋氏の橋は正式には旧漢字(文字コード2363A)を使用)

以上

 

一般社団法人環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会

表彰委員会